トラックマンのマイバッグで飛距離管理が変わる!データを活かす3つの場面

トラックマンで得られる膨大なデータの中でも、「マイバッグ」機能はゴルファー一人ひとりの上達に直結する、極めて実用的なツールです。
自分のクラブごとの平均飛距離や打ち出し角、スピン量などを可視化することで、練習の方向性が明確になり、クラブ選択やラウンド戦略にも活かせるようになります。
本記事では、マイバッグ機能の基本的な仕組みから、ゴルフ上達に活かす具体的な方法までをわかりやすく解説します。
「データを見ても活かし方がわからない」「飛距離の誤差が毎回バラつく」という方こそ、ぜひ最後までご覧ください。
※本記事に掲載している画像は、Trackmanより許可を受けて引用しています。
トラックマン マイバッグ機能の概要|クラブごとの飛距離データを一元管理


トラックマンの「マイバッグ」機能は、自分が使用しているすべてのクラブの飛距離や弾道データを一元管理できるツールです。ドライバーからウェッジまで、1本1本の番手でどれだけ飛ぶのか、どんな打ち出し角・スピン量なのかといった詳細なデータを蓄積し、視覚的にわかりやすく整理できます。
この機能があることで、練習のたびに「今日はどのくらい飛んだか」ではなく、「自分の平均はこの数値」と客観的な基準をもとにスイングの安定性や番手間の飛距離差を確認できるようになります。
一時的な感覚や印象ではなく、実際のパフォーマンスをもとに自分のクラブスペックを可視化できる。それがマイバッグの最大の強みです。
トラックマンのマイバッグ設定方法は以下の記事をご覧ください。
関連記事:トラックマンゴルフ・アプリの事前準備!基本的な使い方から機能一覧までご紹介
自分の「リアルな飛距離」を把握できる
マイバッグでは、クラブごとの「キャリー距離」「トータル距離」「打ち出し角」「スピン量」などが平均値として記録されていきます。これにより、自分が思っている飛距離と、実際に出ている飛距離のギャップを明確にできます。
たとえば、「7番アイアンは150ヤード飛ぶはず」と思っていても、実際のキャリーが140ヤードだったというケースはよくあります。こうしたズレを正しく把握できることで、コースマネジメントのミスが減り、無駄なショットを減らすことにもつながります。
さらに、毎回の練習でデータが蓄積されていくため、「今日は飛ばなかったな…」という感覚にとらわれず、安定した基準で自分の成長を確認できるのも大きなメリットです。
番手ごとのギャップを埋める基準がわかる
番手ごとの飛距離差は、ゴルフにおいてとても重要です。理想的には、1番手ごとに10ヤード前後のギャップがあることが望ましいとされていますが、実際には得意・不得意なクラブやスイングの癖によって、その差が乱れてしまうことがあります。
マイバッグを活用すれば、自分の使用クラブの飛距離差を一覧で確認でき、ギャップのバランスを取る基準が明確になります。たとえば「7番と8番の差がわずか5ヤードしかない」とわかれば、スイング修正やクラブの入れ替えを検討する材料になります。
番手別の飛距離(参考値)
| クラブ番手 | 飛距離(キャリー) |
|---|---|
| PW(フルショット時) | 100 yd |
| 9I | 115 yd |
| 8I | 130 yd |
| 7I | 145 yd |
| 6I | 160 yd |
こうしたデータをもとに、番手ごとの役割を整理することで、ミスショットのリスクを減らし、より戦略的にラウンドできるようになります。
屋外・屋内の練習データを一括管理できる
トラックマンのマイバッグ機能は、屋外でも屋内でも使える点が大きな強みです。ドライビングレンジでの開放的なスイングも、インドア練習場での集中練習も、すべて同じアカウントに記録され、1つのデータベースとして蓄積されていきます。
これにより、「外だと飛ぶけど中だと飛ばない」「室内では正確だけど、実際のコースではうまくいかない」といった悩みに対して、環境ごとのデータ比較が可能になります。
また、スマホやPCからいつでも自分のデータを確認できるため、ラウンド前の調整や振り返りにも役立ちます。場所を問わず、いつでもどこでも“自分のゴルフ”を可視化できるのがマイバッグの魅力です。
マイバッグを活用すべき3つの場面

トラックマンのマイバッグ機能は、ただデータを記録するだけではありません。実際のゴルフシーンでどのように役立つのかを理解することで、より効果的に活用することができます。
ここでは、ゴルファーが「今こそマイバッグを使うべき」という3つの代表的な場面をご紹介します。
- フィッティング時の基準づくり
- ラウンド戦略(クラブ選び・コースマネジメント)に活用
- 練習のPDCAを回す基盤として活用
フィッティング時の基準づくり
クラブを新調する際に大切なのは、「いまの自分に合ったスペック」を知ることです。マイバッグには、番手ごとの飛距離・スピン量・打ち出し角といった詳細なデータが記録されているため、フィッティング時の比較基準として非常に有効です。
たとえば、「現在の7番アイアンでキャリーが140ヤード、スピン量は5500rpm」と把握していれば、試打クラブとの比較がより具体的になります。ただなんとなく「今日は良かった」「飛んだ気がする」といった主観的な判断ではなく、客観的な数値で自分に合うかどうかを判断できるのです。
このように、マイバッグで得たデータは、クラブフィッティングの精度を高め、無駄のないギア選びに役立ちます。
関連記事:トラックマンを活用したフィッティングとは?メリットと成功事例を解説
ラウンド戦略(クラブ選び・コースマネジメント)に活用
ラウンド中、どのクラブを選ぶべきか迷ったことはありませんか? 特に風が強い日や、高低差のあるホールでは、距離感のズレがスコアに直結します。
そんな時、マイバッグに記録された「リアルな飛距離データ」があれば、より確実な判断ができます。キャリーとランの平均、球の高さ、左右のブレなどを事前に把握しておくことで、ピンを狙う際の番手選びや、リスク回避のコースマネジメントがしやすくなります。
「今日はドライバーを抑えて3Wで狙おう」「この打ち上げホールでは1番手上げよう」といった戦略も、データに基づいて決めることができるのです。
関連記事:【トラックマン】コースモードの世界&日本のコース紹介
練習のPDCAを回す基盤として活用
練習をしていて「ちゃんと成果が出ているのか分からない」と感じたことはないでしょうか? マイバッグは、そんな不安を解消し、練習のPDCA(計画・実行・評価・改善)を回す基盤として役立ちます。
- 【Plan】目標とする飛距離・球筋を明確化する
- 【Do】トラックマンで練習内容を記録し、再現性をチェック
- 【Check】マイバッグで番手ごとの実測データを確認
- 【Act】数値の変化に応じて、スイング修正やクラブ調整を行う
たとえば、「7番アイアンのミート率を上げたい」という目標を立てたとします。マイバッグで過去のスマッシュファクターやスピン量を確認すれば、現状の課題が明確になります。
そして、ドリルを実践した後、再びデータを見れば、改善されたかどうかが数値でわかります。
このように、感覚だけに頼らず、練習の成果を“見える化”できるのがマイバッグの強みです。漫然とボールを打つのではなく、目的を持った練習に変えることで、ゴルフの上達スピードが大きく変わってきます。
関連記事:トラックマンの練習方法!効果的な使い方と上達メニュー完全ガイド
マイバッグのデータが変化する要因とは?

トラックマンのマイバッグ機能は非常に高精度ですが、「昨日と今日で飛距離が違う」「同じ番手でも数値が揃わない」と感じたことがある方もいるでしょう。
これは機器の誤作動ではなく、さまざまな要因によってデータが“正常に変化している”からです。ここでは、マイバッグの飛距離やスピン量などの数値が日々変わる理由について、わかりやすく解説します。
スイングの変化や体調による飛距離の変動
人間の身体は日々コンディションが変わります。睡眠や疲労、筋肉の張り具合などが微妙に違えば、スイングの再現性にも影響します。スイングテンポが速くなったり、力みが入ってクラブフェースがブレたりすれば、それだけでスマッシュファクターや打ち出し角が変わり、飛距離にズレが生じるのです。
また、フォーム改善中の方やスイング改造を行っている場合は、意図しないミスショットも増えやすく、一時的に数値が安定しないこともあります。マイバッグに記録されるデータは、こうした「日々の変化」も正確に反映しているため、信頼できる情報源として捉えてよいでしょう。
同じクラブを使っても飛距離に差が出ると感じる場合、スイングの違いだけでなくボールスピードの変動が影響していることもあります。
関連記事:【トラックマン】ボールスピードとは?飛距離アップに欠かせない“初速”の正体
打球条件(風・気温・ボールの種類)による影響
飛距離や弾道に影響を与えるのは、スイングだけではありません。練習する場所や時間帯、使うボールなど、外的な環境条件もデータ変動の要因になります。
たとえば、冬場は空気が重く、ボールの飛びも鈍くなりがちです。また、屋外練習では風の影響を強く受けるため、同じクラブでもキャリーが10ヤード以上変わることもあります。さらに、レンジボールとツアーボールではスピン量や打感が大きく異なるため、数値の比較には注意が必要です。
こうした外的要因を把握しながらマイバッグを活用することで、数値の信頼性がより高まり、適切な判断がしやすくなります。
レーダー計測と光学計測の違いを理解する
トラックマンは「ドップラーレーダー方式」という計測手法を用いており、インパクト後のボールの動きをリアルタイムで追尾します。これにより、キャリーやスピン量、打ち出し角などを高精度に把握できます。
一方、他の測定器の中には「光学式カメラ」を使ってインパクト直前・直後の静止画像をもとに数値を算出するタイプもあります。光学式は室内利用に適しており、一部では「初速計測に強い」とされていますが、追尾精度や屋外での実測にはレーダー式が優位です。
このように、マイバッグに記録される数値の背景には、トラックマンならではの「計測方式の特性」があることを理解しておくと、データの活用精度がより高まります。
関連記事:トラックマンの価格は?他製品との徹底比較
マイバッグ活用の注意点とワンポイントアドバイス

トラックマンのマイバッグは、正しく活用することでゴルフ上達に大きく役立つツールです。しかし、データをそのまま信じすぎたり、誤った使い方をしてしまうと、逆に判断を誤ってしまう可能性もあります。ここではマイバッグを活用する上で押さえておきたい注意点と、プロの視点からのワンポイントアドバイスを紹介します。
練習場とラウンドの“距離感の差”に注意
練習場で記録した飛距離と、実際のラウンドで感じる飛距離にギャップがあるという声は少なくありません。これは、環境や状況が異なるため当然とも言える現象です。特に屋内練習場では風や芝の抵抗がないため、実際のラウンドよりも飛距離が伸びて表示される傾向があります。
また、ラウンド中は傾斜・ライ・プレッシャーなど複合的な要素が絡むため、純粋なミート率やスマッシュファクターだけでは説明できない場面も出てきます。マイバッグのデータはあくまで「基準値」として活用し、現場では風やライの状況を加味して番手を調整する判断力を持つことが大切です。
数値に一喜一憂せず、傾向を見ることが大事
マイバッグには毎回のスイングデータが記録されますが、1球ごとの数値に一喜一憂するのはおすすめできません。特にミスショットや打点のズレがある場合、一時的に大きく数値がブレることがあります。そのような1回のデータにとらわれると、フォームを崩したり、余計な調整をしてしまう可能性もあるのです。
重要なのは「傾向」を見ることです。たとえば、7番アイアンの平均キャリーが3回連続で落ちているなら、スイングのリズムや体の疲労を疑ってみる必要があります。マイバッグを「振り返りのツール」として使い、自分のプレーの変化を俯瞰する目を養いましょう。
クラブ別のスピン量・打出角もあわせてチェック
マイバッグで飛距離だけを見るのはもったいない使い方です。クラブ別に「スピン量」や「打出角」も確認することで、自分の弾道傾向がより正確に見えてきます。
- スピン量(Spin Rate):打球の高さ・曲がりに影響
- 打出角(Launch Angle):理想的な弾道をつくるカギ
- キャリー(Carry Distance):実際にボールが飛んだ距離
- トータル距離(Total Distance):ランを含む総飛距離
- サイドスピン:左右の曲がりの原因を特定
たとえば、アイアンでスピンが少なすぎる場合はグリーンで止まりにくく、番手が上がるごとに飛距離の階段が曖昧になる可能性があります。
また、ドライバーの打出角が高すぎたり低すぎたりすると、せっかくの初速が無駄になり、飛距離ロスにつながります。トラックマンの強みは、こうした複数の指標を同時に可視化できる点にあります。
飛距離だけでなく、打球の質を判断する材料としてスピンや打出角にも目を向けて、総合的に弾道を改善していきましょう。
関連記事:トラックマンでスピン量を測る意味とは?ショットの安定性と止まる球の秘密
まとめ
トラックマンの「マイバッグ」機能は、単なる飛距離データの記録ツールではありません。自分のリアルな番手ごとの飛距離を可視化し、ラウンドやフィッティング、練習の質を向上させる“戦略的な武器”になります。
数値が可視化されることで、クラブ間のギャップやスイングの傾向にも気づきやすくなり、より精度の高いゴルフが可能になります。ただし、練習場とラウンドの違いや、環境要因による数値の変化も踏まえて活用することが大切です。
飛距離、スピン、打出角といったデータを「ただの記録」で終わらせず、「次の一手」に活かしていくことが、トラックマンを使いこなすコツ。マイバッグを活用して、クラブ選びにも自信が持てるゴルファーを目指しましょう。

