トラックマン コンバインテストでゴルフの実力を数値で見える化!

トラックマン コンバインテスト

「なかなかゴルフが上達しない」「自分の苦手な距離や番手がわからない」
そんな悩みを抱えている方にこそ試していただきたいのが、トラックマン コンバインテストです。

このテストは、プロゴルファーも使用する弾道測定器「TrackMan(トラックマン)」で、自分のショット精度を数値で見える化できる診断機能のひとつ。

クラブごとの正確性、安定性、飛距離感覚などを“スコア”として評価してくれるため、「どこを伸ばせばスコアが上がるか」がはっきりわかります。

ゴルフの実力を客観的に分析し、効率よく上達したい人のために、いまゴルフ界で注目を集めている「トラックマン コンバインテスト」の魅力と活用法を、わかりやすく解説していきます。

※本記事に掲載している画像は、Trackmanより許可を受けて引用しています。

目次

コンバインテストとは?

トラックマン コンバインテスト

トラックマン コンバインテストは、ゴルフの弾道測定器「TrackMan(トラックマン)」が提供するスキル評価用のテスト機能です。練習モードの「テストセンター」から実施できます。

ゴルファーが10の異なる距離(60ヤード〜ドライバー)に対してショットを打ち、その正確性と安定性を数値で評価するというもの。

合計18球のショットで構成されており、各ショットはターゲットからの距離や方向のズレをもとに100点満点でスコア化されます。

目的は「上達の見える化」

このテストの目的はズバリ、「自分の実力を客観的なスコアで可視化すること」です。

単に「ナイスショットだった気がする」ではなく、数値で良し悪しが判断できるので、以下のようなことがが簡単にできるようになります。

  • 苦手な距離の把握
  • 練習の効果測定
  • 他人との比較(平均スコアなど)

このテストは、PGAツアーのプロ選手から一般のアマチュアまで、世界中のゴルファーに活用されています。

TrackMan社によると、プロは平均85〜88点ほど、アマチュアの多くは50点前後が目安とされています。

定期的なテストで成長を確認

テストは大まかに以下のような流れで行われます。テストの所要時間は30~40分程度です。

  1. 距離別にターゲットが表示される(例:60ヤード→次は80ヤード→…)
  2. そのターゲットに向けて3球打つ
  3. 次の距離に進み、また3球
  4. 全18球を打ち終えると、距離別スコアと総合スコアが表示される

おすすめの活用方法は、練習前と練習後にそれぞれテストを実施することです。

まず練習前に実施して、弱点発見と練習テーマの設定します。そして、練習後にもう一度受けて、改善されたかをチェック

こんなふうに使うことで、「ただ練習する」から「目的を持って上達する」練習に変わるのが最大の魅力です。

テストのデータはトラックマンアプリ上に蓄積され、いつでも確認することが可能です。

関連記事:トラックマンゴルフ・アプリの事前準備!基本的な使い方から機能一覧までご紹介

ショット精度を可視化する18球のスキルテストがある

テストの構成と打つ距離:なぜこの距離なのか?

コンバインテストでは、決められた10の距離に対して、それぞれ3球ずつ、合計18球のショットを打ちます。

ターゲット距離は以下のとおりです。

  • 60ヤード
  • 70ヤード
  • 80ヤード
  • 90ヤード
  • 100ヤード
  • 120ヤード
  • 140ヤード
  • 160ヤード
  • 180ヤード
  • ドライバー

この距離設定は、スコアメイクに直結する実戦的な場面を想定したものです。

特に60〜120ヤードのショートゲーム領域は、グリーン周りでの“寄せ”に関わる重要なゾーン。

中級者以上でも苦手な方が多く、ここを数値で把握することは非常に大きな意味があります。

採点基準の仕組み:スコアは何を表している?

1球ごとの評価は、以下の要素に基づいて行われます。

  • ターゲット中心からの距離(キャリー)
  • 左右方向のズレ(ディスパージョン)
  • 飛距離のバラつき(安定性)

これらを総合的に評価し、各ショットにスコアがつけられます。

全18球の結果が集計され、0〜100点のスコアとして表示されます。

たとえば、60ヤードのターゲットに対して、3球すべてが1メートル以内に収まれば高得点ですが、1球だけ大きくミスしてしまうと平均が大きく下がる仕組みになっています。

全国平均スコアと比べたときの目安ライン

コンバインテストの結果は、世界中の受験者と比較できるのが特徴です。

  • PGAツアー選手の平均スコア:85〜88点
  • 一般アマチュアゴルファーの平均スコア:50〜55点
    (※Trackman社公式データに基づく)

目安として、60点以上を安定して出せれば上級者レベル

40〜50点であれば、中級者の標準ライン。

初心者であれば、まずは30点を超えることをひとつの目標にしてみましょう。

コンバインテストが示す「あなたのゴルフの課題」

ゴルフ 課題

飛距離より方向性と再現性がカギになる理由

多くのゴルファーが「飛ばしたい」という気持ちを持っていますが、コンバインテストでは、単なる飛距離よりも方向性と再現性(安定性)が重視されます。

ターゲット距離に対して正確に、しかも毎回同じようにショットできているか。

この「ブレのなさ」こそが、ゴルフスコアの安定に直結するのです。

たとえば100ヤードで、1球はピンそば2メートル、もう1球は20ヤードオーバー、もう1球は30ヤードショートでは高得点にはなりません。

1球ごとのショットの質と再現性が、スコアにダイレクトに反映されます。

スコアレポートの読み解き方(改善ポイントの見つけ方)

テスト結果は、トラックマンのシステム上で以下のような情報が一覧で表示されます。

  • 距離別スコア
  • 各ショットのキャリー距離
  • 着弾点の散布図(ディスパージョン)
  • 各番手の平均誤差

このデータをもとに、「なぜスコアが低かったのか」を分析することで、具体的な課題が見えてきます。

また、コンバインテストのスコアシートを見れば、どの距離でスコアが低いか一目で分かるため、自分の苦手ゾーンの特定が可能になります。

たとえば「100ヤードのキャリーがいつも右に流れている」のであれば、アドレスやフェースの向きに原因があるかもしれません。60〜90ヤードは高得点でも、140ヤード以上のミドルアイアンで急激にスコアが落ちることが見えてきます。

このように、感覚では気づけなかった“苦手ゾーン”を明確にし、重点的に改善できるのがコンバインテストの強みです。

スコアレポートを活用すればフィッティングにも大いに役立てることができます。

関連記事:トラックマンを活用したフィッティングとは?メリットと成功事例を解説

コンバインテスト後にやるべき練習とドリル実例

ゴルフ 練習ドリル

スコアが伸びる“距離別ターゲット練習”の考え方

コンバインテストで明らかになった「苦手な距離」は、重点的に練習すべきポイントです。

とくに、60〜120ヤードのウェッジショットでは、キャリーを狙い通りに打ち分ける力が求められます。

おすすめは、ターゲットごとに的(マーカー)を置いて打つ練習。

たとえば100ヤードに的を置いて、キャリーでピタリと落とす練習をすることで、コンバインテストでのスコア向上に直結します。

理想を明確化するために、オプティマイザーの活用もおすすめです。トラックマンには多彩な分析機能が搭載されていますが、その中でもオプティマイザーは理想的な弾道を数値で明示してくれる非常に便利なツールです。

関連記事:トラックマンオプティマイザーとは?理想の弾道を導く最強ツール

60〜100ヤードを安定させるウェッジ練習ドリル

60〜100ヤードの距離を安定させるには、ウェッジのスイング幅を意識した反復練習が効果的です。

具体的には、距離ごとにスイングの大きさを決めておくことで、毎回同じ感覚で振れるようになります。

たとえば、60ヤードの距離なら時計の針にたとえて「8時から4時」のコンパクトなスイング、80ヤードなら「9時から3時」の少し大きめのスイング、そして100ヤードならフルスイングの8割程度の力加減を目安にします。

このように、自分の中で「この距離はこのスイング幅」といった基準をつくることが、コンバインテストでのスコアを安定させるポイントになります。

練習の際には、自分のスイングを録画して確認することで、毎回同じフォームで打てているかチェックでき、精度がより高まります。

コンバインテストを上達サイクルに組み込む方法

テストの受ける頻度とタイミングのおすすめ

コンバインテストは、月1回〜2ヶ月に1回のペースで定期的に受けるのが理想です。

毎回のスコアの推移を追うことで、「練習が正しい方向に進んでいるかどうか」を客観的に判断できます。短期間で改善したい場合は、2〜3週間に1回の受験でもOKです。

以下は、週2〜3回練習できる方向けの「1週間練習プラン例」です。

月曜:コンバインテスト実施 → データ分析
水曜:苦手距離(例:120ヤード)ターゲット練習
金曜:ウェッジの距離感ドリル(60〜100ヤード)
日曜:スイングチェック&テスト再受験(必要なら)

このように、データを起点とした練習→振り返り→再テストというサイクルをまわすことで、着実な上達につながります。

目標スコア設定とモチベーション維持のコツ

仮にトータルスコアが2点上がっただけでも、それは「数値として成長が見える」明確な進歩です。

この小さな成功体験の積み重ねが、練習のモチベーションを支えてくれます。

また、たとえば「80ヤードだけ10点→20点になった」など、局所的な成長を確認できるのも、コンバインテストならではの強みです。

明確な目標を立てることは、上達のための第一歩です。

  • 初心者:まずは30点を目指す
  • 中級者:平均50点→60点を目指す
  • 上級者:全距離で安定して高得点を取る

このように具体的な数値目標を設定することで、練習の方向性と集中力が高まります。

トラックマンコンバインテストのまとめ

トラックマン コンバインテストは、ゴルフ上達を本気で目指す人にとって、非常に強力な武器になります。

「自分のプレーを数字で把握し、改善点を明確にしながら練習できる」、これは感覚に頼るだけの練習にはない大きなメリットです。

TMゴルフでは、こうしたテストを最大限活用できるようサポート体制を整えています。

「伸び悩みを感じている」「練習の成果を実感したい」そんな方は、ぜひ一度コンバインテストを体験してみてください。

数字は、あなたのゴルフに新しい視点と可能性を与えてくれます。

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